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Dec 25 2007

admin
Ray

セイウチ:セイウチの写真と生態

セイウチ

セイウチ

学名:Odobenus rosmarus  英語:Walrus
仏語:Morse  西語:Morsa

セイウチの分類:食肉目鰭脚亜目セイウチ科

セイウチのサイズ

新生児・・・体長 約1〜1.2m 体重45〜75kg
成 体・・・♂体長3.6m 体重1,900kgに達します。
      ♀体長 約3m 体重1,200kgに達します。

セイウチの地理的分布

セイウチの分布 セイウチは北極海で極を囲むように分布し、
3亜種が確認されています。
  • 大西洋のタイセイヨウセイウチ:カナダ北極地方東部とグリーンランド東部から東はノバヤゼムリャまで
  • 太平洋のタイヘイヨウセイウチ:ベーリング海と隣接する北極海
  • ラプテフセイウチ:ラプテフ海から北はシベリアまで
ラプテフセイウチに関しては多くの分類学者が亜種と認めていないそうです。

セイウチは通常パックアイスのある浅い海域や沿岸海域に棲息し、
いつも砂浜、岩場、浮氷に上陸して休んだり換毛したりしているそうです。

セイウチの特徴

セイウチはとても大きく太った動物で、皮膚は厚く硬く、溝やヒダが沢山あります。
年をとった雄には首と胸にコブや出っ張りがあり、イボのように見えることもあります。

首、胸、肩はがっしりと、体は尾に向かって次第に細くなります。
頭部、特に鼻づらは短く幅広で、純血した目は小さく、やや突き出して左右の間隔が離れており、
ヒゲは短く硬い洞毛が数百本生えています。

体色は年齢や行動によって変化し、大抵は灰色がかった赤褐色(シナモン色)で、
雄は年とともに白くなります。

上顎犬歯は牙になり、生涯伸び続けます。
雄は雌よりも牙が長く太くなり、1mに達します。
雄雌ともに部分的または全体に折れていることも多く、雄の牙は直線的で左右の先端が離れています。
セイウチの新生児に牙はありませんが、幼いうちに萠出します。

セイウチの行動

セイウチ2
セイウチは一夫多妻性で子供は4月中旬から6月中旬にかけてパックアイスの上で生まれますが、
北極海の過酷な冬に交尾するので、求愛行動などについては殆ど研究されていません。
雄は雌の上がっている浮氷に接近し、小さな海洋テリトリーを作りますが、
この時、雄同士の激しい争いが行われます。

セイウチはどの個体群でも大抵はパックアイスとともに移動しますが、
中には遠く離れたアラスカのラウンド島などで夏を過ごすものもいます。
また、パックアイスの少ない年には、氷から離れた陸へ上がります。

セイウチは鰭脚類の中で最も群集性で、海岸では絡み合うように密集した集団を常に見受けられますが、
海では10頭以下のグループで見られることが多いそうです。

セイウチの牙は、かつては餌を掘り起こすために使うと考えられていましたが、
牙は上陸や社会行動に使われ、掘り起こす道具としては使われておりません。
餌は多様で主に海底の無脊椎動物をとり、二枚貝、ゴカイ、巻貝、エビ、動きの遅い魚などを好みますが、
中にはアザラシや小さなイルカをいつも餌食にしているものもいるそうです。

セイウチの主な利用

セイウチは深刻なまでに捕獲されてきました。
北極地方の多くの鰭脚類と同じく何千年もの間、原住民によって捕獲され、
肉は食用に、毛皮はシェルターとカヤック覆いに、牙は道具・武器・装飾品にと幅広く使われてきました。

10世紀のバイキング交易船を皮切りに、ヨーロッパは膨大な数の個体を捕獲し、
大抵の個体群・個体数は19世紀と20世紀に激減しました。
太平洋の個体群は劇的に回復してきましたが、大西洋とラプテフ海の個体数はいまだ低いそうです。
また、北方文化圏では生存維持のための狩猟は未だに重要です。
なお、セイウチの狩猟は政府によって管理されていますが、どの地域でも密猟が問題になっているそうですね。

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